令和3年度 厚生労働省老健局老人保健事業推進費等補助金事業

事業テーマ「訪問看護の評価指標の標準化に関する調査研究事業」

地域包括ケアシステムにおいて、医療ニーズと介護ニーズを併せ持つ要介護高齢者が最期まで住み慣れた地域で安心して暮らし続けるためには、看護を主体とした在宅ケアサービスは欠かせない。
介護保険サービスで代表的なのは訪問看護ステーションであるが、さらに発展した看護小規模多機能型居宅介護および療養通所介護がある。

今後、介護サービスの需要が一層増大し、ニーズも多様化する中で、看護系在宅サービスがその専門性と機能を十分に発揮し、介護保険サービスの中での役割を果たしていくことが望まれる。そして、これらの期待に応えていくためには、看護等のデータ収集・活用と評価を通して、PDCAサイクルを推進し、業務改善、サービスの質向上を図りながら、発展していくことが重要となる。

これらの課題を踏まえて、次の3つの事業に取り組む。
1)訪問看護ステーションにおける業務改善、サービスの質向上のための評価指標の標準化と、PDCAサイクルの推進につながる評価のための基盤整備に関する調査及び検討
2)看護小規模多機能型居宅介護におけるLIFE活用の実態把握
3)療養通所介護事業所における介護報酬改定における影響の調査及び分析