ブログを読んでくださっている皆様、はじめまして。看護師の前田です。私はあすか山訪問看護ステーションに入職して2年目になります。いまだに毎日が新鮮で、自分の未熟さを日々感じています。

昨年の10月に私が訪問担当をしている利用者様からお声をかけていただき、それから月に1~2回ほど外出同行をしています。このブログでは、ご本人と関係者の方々の同意を得て、ある日の外出同行についてご報告をしたいと思います。
昨年の12月1日に、利用者様が所属している日本ALS協会によって、第一線でALS治療の研究をしている慶応大学医学部岡野栄之教授への取材が行われました。利用者様も取材に参加し、医師に対してインタビューをしました。勝手な先入観ではありますが、研究者の方というと厳しい、怖いなどといったイメージがありましたが、実際お会いしてみると、とても気さくで温和な雰囲気の方でした。今回の同行を通じて、ALSの治療研究が着実に進められていることや、日本ALS協会の代表者がALS当事者の療養環境向上に向けて、懸命に取り組まれている実情等を知ることができました。そして、今回のこの取材で、利用者様がALS当事者の代表として、発言することができて大変よかったと思います。
今回の取材内容は1月18日発行予定の機関誌JALSA97号に掲載予定とのことです。私も実際に手にとって取材の様子を振り返りたいと思います。
 
取材の最後に写真を撮っていただきましたので、掲載致します。中心にいらっしゃる方が嶋守恵之さん(ALS当事者、利用者様)、左側にいらっしゃる方が、岡野栄之教授(慶応医学部)、右側にいらっしゃる方が、金澤公明さん(日本ALS協会常務理事)、他は同行ヘルパーと私です。(写真掲載について同意を得ています。)
 
最後になりますが、利用者様の外出同行することで、これまで見たことのなかった利用者様のいきいきとした表情を見ることができたり、これまで気付かなかった利用者様の人柄に触れることができたりと、その方に関する新たな発見ばかりで、毎回の同行は私にとって、とても楽しい時間となっています。外出同行には介助者が2名つくのですが、外出中には利用者様が一番頼りになり、頼もしく感じることがよくあります。この先にはどんな発見が待っているのでしょうか。今後が楽しみです!

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