昨日は日本看護協会の福井理事による診療報酬と介護報酬の仕組みと考え方について講義がありました。

最近はケースレポート、ポスター発表、修了試験が間近にせまり、苦痛しかありませんでしたが、昨日のお話は仕事に直結する内容で、福井理事の軽快な講義が新鮮で楽しい時間となりました。

認定の教育を受けるまでは、診療報酬などにはあまり興味がありませんでした。認定看護師の役割は専門分野で発揮すればいいという考えも間違いでした。

高齢化で医療費の削減を迫られ、社会の仕組みも大きく変化を続けており、在宅復帰促進のために、ますます地域連携の重要性が高まっています。

これまでのように患者の退院直前にあわてて地域連携室につなぐというのではなく、入院したその時から病棟看護師一人一人ががきちんと地域につなぐという視野を持っての看護実践が求められており、多職種協働をマネジメントしたり、それをサポートするという役割は、認定看護師にも求められています。そのためには、国の医療政策の方向性や流れをふまえ、診療報酬や介護報酬などの基本を理解することが必要である、という事を学びました。

だいぶ変わってきてるとは思いますが、病院の看護はどう・・とか、訪問看護師のレベルが・・とかお互いに対立した雰囲気が残っている印象があります。まだまだ病院と在宅の壁が厚いと思うので、その壁をなくす働きかけも認定看護師の役割であると感じています。