9月27日 京都看護協会にて訪問看護ステーションの管理者対象の研修があり前日に京都入りしました。
早朝、京都の町を走っていましたら、西本願寺で大勢のお坊さんたちがおつとめをされていて、私も1時間お経を読ませていただきました。
あすか山訪問看護ステーションでお看取りをさせていただいた方々のお顔を思い出しながらご冥福をお祈りしました。
手を合わせ、眼を閉じるとお坊さんのお経の声が心の奥を揺さぶり、自然に涙がながれこれまでお別れした方の顔を思い出しました。
当然ご家族とは違うけれど、訪問看護師としてその方の人生の最期にかかわるご縁をいただくごとに
大きな責任を感じ、そして悲しみを心に積み重ねていたんだなと改めて実感しました。
私たちは日々多くの方への看護を行い、自分自身の悲嘆を癒す間もなく、お別れと出会いを繰り返しています。
だからこそご遺族とお会いして思い出を一緒に語ることは訪問看護師にとっても大切な時間です
こんなにゆっくりとお経を読んだのは初めてですが、手を合わせお祈りをすることは魂が癒される大切なことであることを実感しました。
合掌。