本日は東京大学の真田弘美教授が一日通して講義に来てくださいました。

講義では褥瘡予防ケアの歴史と、最新情報を教えていただきました。私も褥瘡の勉強はしてきたつもりでしたが、ブレーデンスケールは真田教授がアメリカで感銘を受け、日本語に訳し、日本に導入したいと願い、大変な苦労をされ実現されたことを初めて知りました。そしてDESIGN-Rも真田教授が中心となり、研究開発し、日本から発信したDESIGN-Rが世界8か国に訳され、活用されるとても信頼性の高いものであることも知りました。

真田教授は、私たち学生が今置かれている状況、(入学したときはやる気に満ち溢れ、たくさんのことを吸収したいという思いが強かったのに、3~4か月たった今はフラストレーションがたまり、モチベーションが上がってこない自分たちに葛藤を感じているこの状況)を見通していました。それは、吸収したものを還元したり、出すところがないのでフラストレーションがたまることを教えてくれました。私たちは少しでも多くの患者さんの支えとなれるように、そのために、自ら学ぶことが必要と感じ、ここにきている事を思いださせてくれました。今はエネルギーを貯める時期で、戻ったら、思いっきり出してくださいとエールをくださいました。

人は何のために生きるのか?幸せとは何か?そんな問いかけをもらいました。真田教授は3時間しか寝れない毎日でもまだまだ時間が足りないくらい仕事をしているそうです。夢を持ち追い続ける真田教授の情熱の深さに感動と興奮が止まらない、なんとも刺激的な一日でした。

真田教授と写真を撮らせていただきました。在宅褥瘡予防・治療ガイドブックにサインをいただきました!向かって右が同じく訪問看護師をしているクラスメイトです。二人で協力して、訪問看護に尽力できるように頑張りたいです。*写真のブログ掲載は真田教授の許可を得ております。

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