北区では平成25年度からの北区の高齢者保健福祉計画を現在立案しています。

しかし、その委員のメンバーは、なんと、学識経験者二人、医師会代表一人、歯科医師会一人、区民代表3人、自治会代表一人、民生委員一人です。

北区のこれからどのような予防や地域サービスが必要になるのか、現在の地域の現状を踏まえて考えていかなければならないのに、地域包括支援センターや、ケアマネジャー、自立支援による訪問介護事業所も入っておらず、もちろん訪問看護もはいっていません。

地域包括ケアをすすめてきて、区民の健康の現状や、病院などから地域への移行の現状についてもっと活発な論議が必要だと思います。

訪問看護師は、北区の0歳から100歳の方まで支えています。

医師と訪問看護の大きな違いは医師は自分の専門領域を超えては診ておられませんが、看護はすべての年齢、疾患、障害のかたが対象です。

北区の小児、若い身体や精神の障害者の方は、現在医療のおかけで長生きされて、40歳、50歳となり、ご両親も高齢となって大変な苦労をされています。

病院では精神疾患のベッドも減らされ、どんどん地域へ精神障害のかたも移行されています。みなさん65歳になると介護保険の利用となります。

北区は現在の高齢者と一言でくくっている中身を、20年後の高齢者のイメージをもっと見つめ、その方々を支えるために、現在どのようにしたらいいのか、地域支援事業など何が必要か、を考えなければと思います。