NICUから退院してくるお子さんや家族の様子をみていると

訪問看護ステーションができることは他にないかと考えてしまいます

出産前お母さんは不安だったろう、出産後はもっと辛かったろうと。

訪問看護ステーションはすべてのかたに訪問看護ができます

産科でリスクのある妊婦さん、厳しいお話を受けたご夫婦をささえることは 

その病院の医師、助産師、看護師、ソーシャルワーカーなど一生懸命してくださっていると思います

しかし、長い目で見た場合、地域でずっと生活していくその家族を支えていくのに訪問看護ステーションも役割が果たせるのではないでしょうか

ましてや、お子さんがNICUで治療を受けることになった場合自宅でゆっくり、お母さんや家族の葛藤、心に寄り添って一緒にお子さんの様子を考え、産後のお母さんのリラクゼーションケア、高齢出産の方であれば

全身状態のケアをじっくり家で行うことが家族のエンパワーメントになり、それがひいてはお子さんのケアにもつながる。

小児の連携会議で私の思いを病院のソーシャルワーカーさんに相談したら、同意していただき、「一度やってみようか」とビールを片手に盛り上がりました

訪問看護ステーションの対象であるべきなのに訪問看護を受けていないかたにどうかかわっていくか

どう広げていくか、訪問看護の認知を産科の先生にどう伝えていくか

これからの課題です

でも、その訪問看護の拡大はまさに、在宅看護専門看護師の大きな役割と考えています

                平原