今日、高校2年の長女に、

「前に、海岸を歩いていた時、飛んでいたかもめの糞が頭におちて、やったー、この広い海岸で私の頭に落ちるなんて、すごい、なんかいいことがあるかも!とわらっていたでしょ。」

と言われました。すっかり忘れていましたが、そんなことずっと覚えていたんだ、と驚きました。

いつから、そんな風にとらえるようになったのか分かりませんが、一つわかることは、「不満」はその人の生命力を消耗してしまい、「怒り」は人生をゆがめてしまうということです。

心はコントロールできないと思われがちですが、言葉は「言霊」、その人の言葉はその人の顔に刻印をおします。

どんなに繕っても人に伝わるものです。

ふざけたように嫌味や人の陰口をいうと、表情に歪みや影を作り、不満や自分のことを棚にあげて人になにか押しつけると眉間にしわがより、周りは疲れる・・。

こんな楽天的な私も、人生の中で一度、怒りのために血の気がすーとひき、明らかに体温が下がった、と感じた瞬間がありました。

私はその感情から解放されるまで随分と時間がかかりました。

そんな感情を持った自分のつらさを知ったからこそ、そうならないようにと、よりポジティブで前を向き、全力で頑張る気持ちで自分を満たすことに気を配りました。

今は、とても楽です。

楽な生き方、物事の捉えは訓練で変えることができると思います。

 笑っていたら次第に楽になりました。 笑うと気持ちが軽くなります。

そして、体力をつけると心が鍛えられます。

人の世話をすることは、自分との葛藤が生まれ、強い心が必要になります。

小さな子どもや親の世話、若いスタッフの世話、あるいは世界の子どもたちの世話、そして、さまざまなつらいことと向き合っているかた・・・自分以外の人に合わせることは、大変なエネルギーが必要です。

それに耐えれないと「燃え尽きてしまう」と、その試練から距離を置き、自分のことだけ考えれる環境を整える、自己防御反応でしょう。

自己防衛として、逃げるのではなく、笑うこと、中途半端な逃げ腰にならず、とことん本気をだして全力を出してみると、疲れず、楽になるのではないでしょうか。

まあ、科学的根拠もなく、狭い私一人の経験からの偏った考えだとは思いますが。

そんな楽な生き方もあるかと思います。