みなさんは、ELNEC-Jをご存じでしょうか。(End-of-Life Nursing Education Consortium Japanの略)

日本緩和医療学会での看護教育プログラムとしてアメリカで開発された緩和ケア(エンドオブライフケア)の教育プログラムを淀川キリスト病院の田村さんたちが、翻訳され、日本版とし作られたカリキュラムです。

緩和ケア病棟、ホスピス病棟の看護師さんたちが中心になり広めておられます。

在宅でもぜひ緩和ケア・エンドオブライフケアの基本的知識をもち在宅看取り、より質の高いケアを行うことが必要です。

そして、この教育プログラムの重要なことは、このカリキュラムを教育できる指導者への教育も行っているところです。

日本緩和医療学会で指導者は登録し、全国の看護師に知識を広め、実践者を増やすことを支援しています。

今回、このELNEC-Jの指導者登録している私と、認定の教員で緩和ケア認定看護師の平野と、白十字訪問看護ステーションで指導者カリキュラム参加が一緒で、在宅看護CNSコース修了も同じであることが分かり面識があった看護師さん、このELNEC-Jの作成メンバーのひとりである青梅慶友病院の桑田さんの3人で講義を行い、ファシリテーターに当財団の上野と松井があたり、二日間タイトなスケジュールで行いました。

朝8時15分から打ち合わせをし緩和ケア認定看護師であり教員である平野が、ファシリテーターマニュアルも作成、すすめてくれたおかげでできました。

受講生には修了証も発行しました。認定カリキュラム以外の教育でしたが、これをきっかけに指導者のカリキュラムも来年度は3回開催されるので、是非受講していただいて、各地で、緩和ケア病棟やホスピスの指導者のかたとの連携の機会にしてもらえたら嬉しいです。

在宅緩和ケアをどんどん広めていきたいと思います。

私自身も大変学びとなり、充実した二日間でした。私たちの反省会で出たさまざまな意見をもとに、来年度の訪問看護認定看護教育課程にどう入れるか検討していきたいです。

二日間の打ち上げも神楽坂の隠れや的な素敵なお店で創作料理で大満足でした。

                                  平原