昨日、小児の患者さんの事を多くの人たちと考える機会がありました。病院、在宅各々の看護の視点から様々な意見が出されました。国が抱える問題は法つかさどる側から。

 

日本の少子化は進んでいますが小児医療は発達を遂げたくさんの小さな命が救われるようになりました。小さな命が一生懸命生きていく姿がNICUの看護師さんの話しから伝わってきました。子供たちが長い時間過すことになるNICUは常に満床の状態。小児科医の減少。慢性的な看護師不足。これらは、足りない病床は増やせば解決できると言う事ではありません。

「お家に帰ろうよ」子どもたちが本来居るべき場所へ・・・

その為には地域の療養環境の整備が必要です。医療行為がある子どのたちが安心して帰れる地域へ変わって行かなくてはなりません。訪問看護、在宅医、レスパイト先の充実これらは現在非常に希薄な状態です。

より多くの訪問看護ステーションが小児の患者さんを受け入れて下さるためには、やはりある一定の教育が必要となります。東京都では重症心身障害児の訪問看護師を育成する研修が毎年数日間の研修としてあります。いざ実践出来るには現場での実習もひつようでしょう。

レスパイト先の確保については先駆的な自治体は療養通所介護での重症心身障害児の受け入れを行っています。本来介護保険施設ですので、自治体が地域生活支援事業における日中一時支援事業として報酬の支払う事で利用が可能になります。しかし任意事業である事、療養通所介護施設自体が少ないのも現状です。

現場の私達のはなしに耳を傾けて頂けた代議士の皆さま、ありがとうございました。日本が温かい国であった事に深く感動した一日でした。

そして今日も猛暑日ですがはりきって訪問に行ってきます(^v^)

田中