昨日、北区の訪問看護ステーション連絡会で事例検討会を行いました。3ヶ月に1度

持ち回りで事例検討会を行っています。

 アルコール依存のある方への看護介入についてディスカッションしました。

保健師さんや地域包括、主治医にも積極的に連携し奮闘なさりながらもケアが入って行かない事や気分の大きなムラに看護師さんの葛藤がありケアの難しさを感じました。

 

実際に精神科を主に訪問しておられる知り合いの訪問看護師さんに本事例についてコンサルして頂いたところ、アルコール依存症の患者様はご自身のアルコールを止めなくてはと言う気持ちがある方とない方では大きく関わり方が違うとのこと。

ご本人が好んでアルコールを飲んでいることで続発する身体症状や精神症状でアクションが合った場合にタイムリーに適切な医療につなげるのがまず重要な看護師の役割となります。

患者様は大きな気分のむらがあり時に暴言をはき、かと思えば非常に親和的な態度をとります。それに関わる看護師は疲弊してしまいがちです。それがアルコール依存の症状と受け止め、関わって行くことが大切であるとコンサルを受けました。

様々なストレスを抱える現代においてアルコールがはけ口になる事は誰にでも存在する依存の一つだと思いますが、「依存症」とならない社会であって欲しいと感じます。

田中