先週、友人の看護師が被災地へ派遣で行ってきたそうです。物資は整い始め、確かに復興へ向かって行ってはいるそうです。様々な境遇の方たちのお話を聞くにつけ、心の傷跡の大きさに胸がいたんだそうです。毎日揺れると言う不安感、命の危険を目の当たりにした方達の心は常に覚醒状態で気の休まる時はないのでしょう。

実際、東京で訪問している中で最近感じるのは継続した地震で不安、不眠といった症状を訴える方が増えているという事です。自力で動く事の出来ない方、精神疾患を抱えていらっしゃる方は特に強くそのような訴えが聞かれています。

リラクゼーションケア、傾聴、内服薬(抗不安薬)の早めの調整等を行っています。自律神経の興奮した状態で、食欲の低下、便秘等身体症状もで出来てしまいます。

この地震が一日も早くおさまってくれるのを祈るばかりです。

 

                                                       田中道子