昨日、ステーションのすぐそばにある、町会館で、なんと、40名以上の地域の老人クラブ所属の方々が、あつまり、訪問看護ステーションのこと、介護保険のことなど話しました。

 

みなさん、まだ、お元気な方ばかりですが、真剣に聞いてくださいました。

「どうしたら、訪問看護がうけれるの?」という素朴な疑問から、具体的に、今、生活援助が必要な状態、と個別にも相談をお受けしました。

 

この4月から始まった訪問看護の居宅療養管理指導もパンフレットを皆さんに配りました。

「マイナース」というキャチフレーズの説明に、それなら、受けたいという方々もおられました。

 

日頃、私たち訪問看護師や病棟看護師は、この健康相談においでになった、元気で素晴らしい人生経験をお持ちで、いきいきと地域で生活をなさっている時期のかたと、お話をする機会がほとんどありません。

医療や、訪問看護が現在必要ではない皆さんの前では、医師や、看護師はただの、人生経験のうえで後輩であり、こちらが、緊張しながら、さまざまな人生のことを聞かせていただく若輩ものなのです。

この経験が、本当に医療者には大切であると感じました。

いつも、「患者さん」としか接していないと、大切なことが見えず、大きな間違いをきたしてしまうとおもいました。

この方々が、いつまでも、この地域で生き生きとお過ごしになれることを望み、もし、がんと言われたときは、まっさきに、ステーションのドアを叩いてくださることを願いました。

地域の方々に、訪問看護師の顔を見ていただいて、知っていただくことが大切と考え、続けていこうと思っています。