研修で、医師、歯科医師、看護師、薬剤師合同で、それぞれの専門的な講義を一緒に学ぶ機会を得ました。それぞれの内容を一緒に学び、改めて、全く異なる専門職であることを理解しました。

 

同じ病状の患者さんの理解をそれぞれの役割から見つめると、こんなに違うものかと実感しました。

以前、医学には、「理論」はない、と聞いたことがあり看護理論のたくさんの理論家の主張を学んでいたときだったから、余計に驚いたことがあります。

医学は、シンプルで専門でああればある程、データーにもとづいた、科学的根拠に基づいたものであるのです。そして、明らかな結果を求められるのです。

でも、看護は人間の理解であり、生活、環境、人生などの理解とアプローチになるので、哲学など抽象的な学問も含めながらの、複雑な学問になっているのだと思います。

楽しそうに、治療薬と検査データーの関係性や成果を発表される医師、悩みながらも、患者の人生や生きる力を引き出すすばらしいアプローチの看護師、私は看護職だからでしょうか、看護って、なんて素晴らしい仕事なのでしょう、と実感じました。そして、ますます、看護の魅力を感じてしまいました。

 

在宅医にいわせると、病院の専門医はそうだけど、家庭医は、違う、らしいです・・・。

それにしても、4日間、このメンバーで学べることは、本当に素晴らしいことです。

そのあと、1週間の看護実習もあり、新鮮な気持ちで看護を考える研修になりそうです。

                       平原