まだ、利用者が100人規模のころ、今から8年まえくらいでしょうか。トイレにナイチンゲールの「看護覚え書き」を貼り、1年半かかって、全員で読破しました。

現在利用者270人以上となり、新しいスタッフも随分増えましたので、改めて「看護覚え書き」を貼りだしました。

今年度スタッフの一人のポートフォリオによる課題が、全身の進化医学も参考にした解剖生理を学ぶということで、ものすごくがんばってまとめて発表してくれました。

数か月の学びはスタッフ全員、ずいぶん勉強になりました。

人の体がもつ自然治癒力を解剖生理学的にしっかり学ぶと、利用者につい説明したくなります。

私も博士課程で、じっくり看護を学ぶ中で、やはり、看護の真髄である自然治癒力の引き出し、すべての人がもつ回復しようとする力を整える知識はこの「看護覚え書き」に書かれていることを実感しました。

看護師だけではなく、リハビリ職もケアマネも必要な知識です。

はたまた、家族の健康を願う人であればすべて知っておくことが必要です。

サテライトができたので、2事業所のトイレに定期的にコメントを入れながら張り出します。

実習生のかたにもぜひ読んでいただきたいです。

                             平原