あすか山訪問看護ステーションの所長となったとき、地域の老人会会長さんに挨拶をして、ぜひ、訪問看護のことを話させてください、とお願い。快く集会のときにお時間をいただきました。あれから10年今年、年に1回の忘年会の前に健康について話して、とお時間をいただきました。

41人の参加者で、町会会長さんをはじめとして役員の方々も招待されていました。

看護師のスタッフとPTの3人で参加し、健康寿命の延長のための生活の工夫などお話ししました。

あすか山訪問看護ステーションは町会会員にもなっています。会場で、なじみの方々のお顔を拝見し、挨拶しながら、訪問看護の説明と、なにかあったら相談してほしいことを伝えました。

 地域包括ケアシステムの中で、「連携」は重要と考えてきましたが、最近、もっと重要なことがあるのではと考えるようになりました。

 この地域に訪問看護ステーションがあることも地域の特徴の一つ、その地域が自ら命を輝かせることができるエネルギーは、その地域のすべての「人」の相互作用、顔の見える関係からうまれる。

もちろん地域全体の多職種、多機関が連携することは努力していきます。しかし、私たちも地域の一員。

こうして地域住民のかたとあらゆる専門職やボランティア、企業やお店のかたがたとこの地域で健康に、あるいは生ききるためにどうしたらいいか、と垣根をなくして、膝を突き合わせることを地道に行うことが重要なのではと思います。

地域の一員として訪問看護師が今日からできることはたくさんあります。