あすか山訪問看護ステーションでは小児のかたに月40から50人訪問看護していますが、10代から高齢者までの精神疾患のかたにも80人から90人訪問看護しています。
統合失調症のかたが最も多いですが様々な疾患のかたにケアしています。
医療観察法の訪問看護も2件の経験があり、様々な事情がある方の生きづらさに寄り添っています。
その方の尊厳を大切にしながら指導的看護ではなく、その人の暮らしや人生に寄り添ったゆっくりとその人が自分の人生を歩んでいけるように医療的なお手伝いと暮らしの自立への支援を行っています。
昨日も大勢の連携しているチームでのカンファレンスがありました。
都立精神保健センター、行政保健師、生保担当者、主治医、SW,ハローワーク、A作業所担当者、訪問看護師と本人と2時間じっくり話し合いました。
どうしたら本人にとって良い方法かを気持ちを大切にしながら話し合います。
看護は専門的知識や技術も当然必要ですが、同時に看護師自身の人間性もケアの中に含まれています。
精神科のかたへの看護は自分自身の中の狭い考え方や陥りやすい先入観を矯正してくれます。
あすか山訪問看護ステーションのスタッフはみな精神疾患のかたを受け持ち、その中から多くのことを学んでいます。
忍耐強くその人の気持ちを傾聴し寄り添い、柔軟な気持ちを学んでいると思います。
それは看護の大きな基本なのです。
私も日々学びの連続です