日本ホスピス緩和ケア協会の理事になって5年になります。

多くが全国の病院の緩和ケア病棟の医師、看護師がほとんどですが、在宅緩和ケアを行っている医師や訪問看護師も少ないですが会員になっています。

一方緩和ケアの看護師教育は日本緩和医療学会でELNEC-Jというプログラムがあり、がん専門看護師の草分けである田村恵子さんらが進めてこられました。あすか山訪問看護ステーションでも19人の訪問看護師が修了証をいただいています。

訪問看護師にもと、当財団の研修も毎年行い、訪問看護認定看護師教育課程でもおこなってきました。

9月5,6日に青森でも開催します。

日本ホスピス緩和ケア協会は今年度ELNEC-J指導者講習も強化していく予定です。

さらに専門的緩和ケアという教育プログラムを2011年からこの日本ホスピス緩和ケア協会の理事でもあり看護師教育部会担当の田村さんが中心となってで嗜好錯誤しながら作成し、私もかかわってきました。

やっとパイロット事業をこの7月26,27日、8月9日に行います。京都大学で前日の17時から打ち合わせも行い田村さんをはじめとしたそうそうたるメンバーで、画期的な対話を軸にした教育方法を探索し、専門的緩和ケア教育プログラム化しています。

私たち自身もその教育方法を体験研修して論議をして、この教育方法を選択しました。講義形式ではない、グループでの対話を通じて自分の考えを整理し学んでいく方法です。

実際のプログラムは、11月22,23日からはじまり、1か月に1日ずつ、計5日間2月に修了します。

ここまでやっときたというのが実感ですが、理事の一人の医師がこのカリキュラムをみて「受けるほうも行うほうも覚悟が必要なプログラム」とご指摘され、田村さんと苦笑してしまいました。

今週末のこのパイロット事業に今からドキドキして、緊張しています。