訪問看護は、すべての年齢、疾患を対象にしており、だからこそ醍醐味もあり、看護本来の役割を実感できる理由だと思います。

しかし、病院での臨床経験が数年だと経験領域は限られており、小児から精神、がん末期などすべてを対象にケアする自信が持てないと、

訪問看護にためらいを感じるひともいるかと思います

平均80名程度のステーションだと対象を限定しての訪問看護は難しいでしょう

しかし、240名以上の今のあすか山では、それぞれの対象別の人数が多いので、専門に特化しての訪問看護が可能です

現在、小児専門、精神専門の看護師がいます

小児専門はNICU9年、その後保育園にも勤務し多角的な視点で小児の在宅療養を支えてくれています。

精神専門は、定年まで精神専門病院で勤務したのちあすか山に来てくれました。中学生の精神疾患から幅広く受け持ってくれています。

医療保護観察の方もいるので、相談できることは大きいかと思います

たとえば、がん専門、緩和ケア専門、高次機能障害専門、ALS専門、高齢者専門、またまた、化学療法中のがん患者専門、

また、退院調整・在宅移行専門もあるかもしれません。1カ月20人以上の新規利用者を受け入れていますので、看取りなども含めて、時期別でもいいかもしれません。

もちろん、専門とは別の対象も訪問看護の経験ができ、他の専門の看護師と同行して学び合うことを現在もしています

浅く広く、いつまでも深まったという実感がないままでの訪問看護とことなり、専門の看護師との同行は、本当に勉強になります

大規模のステーションとなり、これまでの固定概念を崩して、新しい形を模索してみたいです

また、研究を行いもっと形にしていかなくてはならないと実感しています

このあすか山の実態をもとに研究してみたい人は訪問看護の実践をしながらぜひ研究してほしいと思います

それが、訪問看護の発展に寄与することとなるでしょう。研究についても相談しながらできたら嬉しいです

                                                平原