土日も、平日の夜も仕事が入る毎日ですが、子どもが3人、一人は大学生でもう家から出ていないので、今は2人、小学校6年生、高校2年生の子育て真っ最中です。

以前にも書きましたが、私は朝3時~4時ころ起床、6時まで仕事や勉強、6時から朝食、お弁当、夕食を作ります。夕方、仮に遅くても、不在でも子どもは夕食が食べれるので安心できるのです。仕事が終わって帰宅すれば、夕食は作らなくていいので子どもとゆっくり話せて楽です。夕方の仕事もそわそわしなくていいので、スタッフとの話も集中して聞けます。

そんな仕事と家庭の両立の生活をもう20年してきました。

結婚して、唯一ずっと続けていること、それは、花を飾ることです。

リビング、洗面所、この写真は廊下ですが、1週間に1回花屋さんで買います。

正確には花屋さんの裏口で買ってます。お葬式、結婚式で残った花や、店で売らない花を一束100円で売っているので、素晴らしい花を抱えきれないほど買っても1000円内で変えます。

水仙の香に、ふと顔をあげてホッとする、大きな深呼吸をして笑顔になる、花にはそんな力があります。

私の母がずっとしていたことでした。

母は42歳で他界しました。葬式後1カ月くらいたった時だったでしょうか

母方の祖母が手伝いに来てくれた時、家に花を飾ってくれました。その時、ハッとしたのです。

そういえば、私は生まれて今まで、この家に花がなかった日はなかった、それなのに、母の入院してからの2か月とその後の1カ月、いつものリビングと玄関とトイレに花がなかったということに初めて気がついたのです。

まだ44歳だった父と高校1年生の弟と必死に生活していた緊張が一瞬でとけました。

それから、私は独身時代も花を部屋に飾り、職場の方の勧めで、池坊も習いました。

免状に興味がなかったので、いただかなかったのですが、禅を組んでいるような無の気持ちで花と向き合えるその時間は、夜勤でストレスのたまった私には貴重な癒しの時間でした。

私の母の花のことをときどき子どもにすると、ふーん、と聞いています。

花の香りや色、すべてが優しく私や家族を包んでくれているように感じます。

私のいないときに子どもたちの横にいてほしいと、時間を見つけては花屋に通っています

平原