今週二日続けて夜会議がありました。

「東京都訪問リハビリテーション人材育成研修カリキュラム検討委員会」

「東京都訪問看護支援検討委員会」です。

どちらも訪問するPT,OT,ST,そして訪問看護師をどう育てていくかを検討する会議です。

そして、日本看護協会からの委託により当財団において

訪問看護師の教育カリキュラムの見直し検討委員会を立ち上げ、新人でも訪問看護ステーションで働けるためのカリキュラムの検討が始まるのですが、その会議にも参加する予定です

「人を育てる」という言葉に私は少しの抵抗を感じながら会議に出席していました

もともと人は成長していき、変わっていこうとする性質があります。

ましてや国家資格をもちさまざまな経験を積んできた成人であれば、輝きながら変化していくと感じています

その変化・進化をどう妨げないかが大切です。

人は、人と周りの環境との相互作用で変化し、環境が厳しければ厳しいほど劇的な進化を遂げるということは歴史の中で証明されています。

守るだけでは人は成長しない。丁寧に大切にするだけでは、これまでの自分の殻を脱ぎ新しい自分に進化することはできないと感じています。ある程度のストレスは人の成長発達には必要なのです

あすか山訪問看護ステーションも課題が山積していますし、まだまだと実感しています。スタッフに聞くとおそらくストレスはみんな持っているとおもいます。

そのストレスを自分の力にするにはどうしたらいいのか。

私の経験上ストレスを感じ不安を持っている時期に、人が助けてくれない、自分に誰も教えてくれないと考えているかぎりはその人の成長はないように思います。自分自身も過去にそうでした。

自分の失敗を職場の指導体制のせいにし、自分の力不足を見つめる前に人の批判をしている間は

何もかわらないと思います。自分が自分のことを引き受ける覚悟がなれけば進化することは難しいと思います。

全国のステーションの厳しい環境が、訪問看護師を劇的に進化させ力をつけていくために

個人が持つべき覚悟を伝えていけたらいいなと考えています

その人らしく自分の力が引き出され、こんな力が自分にはあったんだと驚き、そして、そんな自分が大好きな気持ちで訪問看護ができる職場づくりが全国のステーションでできるといいなと感じます。