以前このブログでも紹介したELNEC-J(日本緩和医療学会のホームページ参照)は、緩和ケアの看護師教育のプログラムです。

そのプログラムを指導するELNEC-J指導者(多くが認定看護師、専門看護師)を対象にした「専門緩和ケア」について、昨年度1年間考えました。

淀川キリスト病院の田村さんを中心に、緩和ケア病棟、緩和ケアチーム、在宅の3領域の代表が集まり、スーパーバイザーを含め7人で作成しました。

その教育プログラムを検証するためにパイロット事業として

病棟、チーム、在宅の領域に所属する信頼できる方々に、EINEC-J指導者30名に対して教育をしていただきます。

その感想を参考に教育プログラムを検証する予定です。

そして、今年はそれぞれの専門領域の教育プログラムも作成する予定です。

在宅は私と、他2名の3人で作成します。

在宅における「専門緩和ケア」について整理していきたいと考えています。

在宅ホスピス緩和ケアについては、2009年に日本ホスピス緩和ケア協会で基準を作成、それ以前に、川越厚先生も基準も作成されています。

それらを参考に医師ではなく、訪問看護師が在宅における専門緩和ケアを考える意義はとても大きく、責任重大です。

新しく協力をお願いした2人の訪問看護師の方と協力し頑張りたいと思います。

                                                    平原