久しぶりに土日が休日となるので、3年前からの約束のディズニーランドを予定しました。

その日までに自分の課題が達成できたら、と決め、小学5年生と高校1年の長女も宿題や英検の試験勉強などを課題にして、3人でがんばりました。

私は認定看護師の更新申請書づくりを課題にして、息子と頑張ろう、と励まし合いました。当日の朝も3人が5時には起きて残りを頑張り、息子が先に課題ができ、私はぎりぎりで完成しました。

8時30分に車で出発し、9時20分にはディズニーランドに到着しました。

長男は友人と夫は会議などで行かなかったのですが、本当に久しぶりに子どもたちと心の底から笑い、話し、おいしい食事をし、一緒の体験にはらはらし、とても楽しかったです。

課題を一緒に終わらせた過程も連帯感を生みました。

パレードを見て感動して涙を流したら、何度も友人と遊びに来ている長女はびっくりし、イッツスモールワールドでゆっくり世界中の様子と音楽を聴いていたら、またまた涙がでて、長女は笑いをこらえていました。「まあ、仮面ライダーでも泣くくらいだからね・・」と私を受け止め、息子も、微笑んでくれました。

それにしても、大勢の若いスタッフの素晴らしい接客や微笑み、どこのスタッフでもそれが安定して提供されていることに感動しました。

それとすごいと感じたのは、私が当日予約かと思いショー付きのランチを希望したら、今は、携帯かインターネットでの予約しか扱っていないというシステムになっているという説明を受けた場面でのことです。

その現場のスタッフが私の様子をみて、ルールにはない、また自分の仕事の範囲以外の業務だけれど調整しようと努力してくれたこと、その場ですぐに「できません。」と断らなかったことでした。

システムやルールの常識を守り仕事をすることは、組織上とても大切で、質の保証には大切ですが、さらなる質の高いサービスとは、イレギュラーな対応がスタッフのレベルで判断でき、行動できるということです。

管理者やリーダーはある程度できるでしょう、決定権がありますから。でもそのサービスへの徹底した精神を現場のスタッフもできていることに感動しました。

訪問看護師のスタッフが、もし、その場で通常の訪問看護のでないサービスを望まれたら、どうするでしょう。困っていて半日の滞在をしてほしい、一緒に遠くへの買い物を一緒にしてほしい、あるいは、ステーションンにとってしたことのないサービス内容の要望だったら、「やっていないのですよ」とその場で、そのスタッフの範囲の中で断ってしまうでしょうか。

スタッフに望むことは、調整が必要なことでしょうから、即答はできなくても、可能であるか調整する努力をステーションで行うこと、その場でそのスタッフの理解の範疇の中だけで断らないことが大切です。質の高い訪問看護サービスは、どれだけ個別の要望にルールをはずして対応できるか、その力量を組織全体が持っているか、だと思います。

 

いろんなことを考えさせられました。

また、待ち時間が長く、周りをウオッチングしていると、子ども連れ、アベックなど大勢の人たちにも

自分のことを振り返ることができました。

これまでディズニーランドに来た時の私の喜びは、子どもがうれしそうにしていることでした。

子どもを楽しませたり、驚かせたりできた思いが満足感につながっていました。

まさに親が子供をここに連れてくるのはケアリングだな、と思いました。

 

翌日は息子の日曜授業参観だったので、早めに帰りました。

子どものおかげで、大変楽しい1日を過ごすことができました。

次に行くのはいつになることでしょう。                   平原