2回目の在宅看護専門委員会がありました。
秋山さんの東京都功労賞の答辞された様子をきき、拍手でお祝いしました。
現在のさまざまな訪問看護のとりまく情勢の確認や、24年度の法改正に向けての取組みについての現場からの意見を出し合いました。
また、一人開業についての考え方をいろいろ議論しました。
看護協会と全国訪問看護協議会は反対する立場とのこと、当財団はどのようにかんがえるかを議論しました。
私はいろんな意見をきき、そのなかで、そうだなと自分で納得できたことを整理すると、
①24時間での在宅看取りを含めた訪問看護を考えると一人では不可能で、質の低下がみられ、社
会的信用をなくすのはという心配はたしかにある、
②でも、なぜ、看護師は2.5人でなければ開業できないのか。
医師は一人で責任を負っているし、助産師もひとりで開業している(医師との連携は必要だが)
なぜ、看護師は、一人ではだめで、2.5人なら質を保証できるというのか、根拠がない。
③助産師は昔から、一人で専門職として24時間お産をしているが、一人でも、横のつながりで連携
しながら、助け合い、地域で仕事をしていた。
一人だから、質が低いということではなく、同じ専門職同士のネットワークをつくりながら、使命感
をもって働き、社会的信頼を得ている。専門職としての高い倫理観をもって働いている。
その、ノウハウを訪問看護師も取り入れ、地域で高い倫理観をもち責任をもって看護を提供できる
のではないか。
④今後、WOC,緩和ケア認定看護、認知症看護などさまざまな専門領域の認定看護師や、専門看
護師が増えていく。その人たちが、地域でコンサルテーションや、地域の看護の底上げのために、病院を飛び出し、開業できる可能性があれば、その可能性を今、つぶすのはいかがなものか。
⑤海外では、看護師の開業は当然行っている。
⑥心配なことは、どうすれば解決していけるかシステムを作り、提示していきながら、問題解決をし、将来の看護師の業務拡大の道を閉ざすことなく、今後の可能性を残すことが大切なのでは内だろうか。
以上が、私の整理した考えです。
いろんな意見があるとおもいます。
皆さんも、ぜひ、考えてみてください。