昨日、駒込病院の3年目のナース対象の研修の講師として、医療連携について、話してきました。

日頃、患者さんのご依頼をいただき、退院前カンファレンスで、よく行きますし、また、つい最近は、大学院在宅看護CNSの実習としても、がん看護CNSの新井さんにお世話になったばかりでしたので、大変緊張しました。

 

初めに、3月に放映された15分程度の訪問看護取材の様子を見てもらい、事例紹介に重点をおきました。病棟看護師さんに、イメージを持っていただきたいと思ったからです。

退院支援するには、大変必要なことです。

こころの底から、目の前にいる看護師さんに伝えたかったこと、それは、病院に入院している間の患者さんは、その方の人生にほんの一部分であり、長い人生のなかで、これまでいろいろな危機を乗り越えて、自己決定しながら生きてこられた方であるということでした。

 私たちより、豊かな人生経験をお持ちであり、そんな方の、これからの人生を生きること、また、死について、寄り添うためには、責任重大で、自分自身の人間としての力もつけなければ、寄り添えないとおもうのです。

 

急には、そんなたいそうな人間にはなれませんが、なりたいと願いながら、寄り添える力を身につけていただきたいのです。

私も、まだまだ未熟なので、患者さんの前で、必死に頑張っています。

そして、一人ひとりのかけがえのない出会いに、私自身が鍛えられていると実感しています。

 同じ看護師として、場は違っても、患者さんの尊厳を大切にし、生命の質を重視した医療・看護を提供するために、連携していくことの重大さいが伝えたかったです。

うまく、伝えられたか、不安です。