首都大学東京大学院 人間健康科学研究科 看護学科 地域・在宅分野 在宅看護CNSコースに入学して、1年が過ぎようとしています。

専門科目も含めて、34単位を1年でとり(まだ成績はでていませんが)、実習もこれまで、国際医療センターのACCでエイズについ、都立駒込病院で最新のがん治療と緩和医療の実際を学びました。そして、白十字訪問看護ステーションの実習をまだ、残していますが、研究計画を立てている真っ最中です。

 

私の研究テーマは、外来科学療法のがん患者への訪問看護の効果について、在宅療養の実際と患者の思いを知ることです。

最近、化学療法を行いながら、在宅で訪問看護を受けている患者さんが増えました。

その闘病中における、生命力を引き出し、化学療法の知識を持ちながら、副作用を最小限に抑え、自己効力感を高めることが延命にもつながるし、何より、きちんと治療が継続して受けれることにつながると思うのです。

足湯、アロマでのリラクゼーションケアで、自律神経の調整を図り、ケア途中で、患者さんは、深い眠りに入り、了解を得て、そのまま失礼しています。

自分で自分の心と体を調整する方法を取得してもらうことも目的にしています。

ゆっくり、訪問看護師と自宅で、がんについて、これからの生き方を話し合えることは、がん患者さんにとってとても大切なことだと思います。

リンパマッサージも行い、乳がんの方の手が細くなり、服が着ることができて、喜んでおられる方もいます。

私は、もっと、訪問看護を早くから利用して、治療をきちんと受けれるような心と体を整えてほしい、そのためには、その効果をまとめ、医師や病院の看護師に理解してもらわなければ、ならないと感じています。

転移が判明して、一緒に涙しながら、ともに歩むことができる訪問看護をもっと、理解してほしいと思っています。

そんな、テーマで、文献検討や、あらかじめ、1事例のインタビューでのカテゴリーの概念をだしたり、病院での外来化学療法を受けている患者さんにインタビューしたりして、研究の方向性を模索しています。

まず、あした、第1回目の研究計画書の検討を教授の先生がたにお願いしています。

週1回、大学院のことに時間をいただいていますが、それ以外の日は、フルで訪問をしています。

とにかく、時間を1分たりとも無駄に過ごさず、フル回転です。

単位にはなりませんが、ゼミも時々開催され、最近は、東大大学院の真田先生の講義を受けました。褥瘡についての研究、制度化の過程を学び、さっそく、そこで紹介された、血流改善の機会を購入しようと、4月7日に業者にデモを頼んでいます。

秋は、本格的に研究のまとめで、昨年、先輩方は、大学院に泊まりがけでまとめておられる姿にがく然としたものです。

仕事も、認定看護師としての講演や、学会のシンポジウムも現在すでに5つ以上、現在も、雑誌の原稿を抱えながら常に、締め切りを意識しながら動いています。

 

講演用のPポイント作成は夜?3時ころに起きて作っています。が、まだ、進みません。

移動中の電車の中で、文献を持ち歩いて読むしかなかったので、今も、常に、文献は、コピーして、持ち歩いています。

 

これから、4月22日の他領域の大学院生全体で、研究計画の発表を行い、そのご意見を参考に、大学の倫理委員会への提出、許可がおりたら、データー取りです。

白十字訪問看護ステーションに秋山さんにご指導いただきます。

 

訪問看護ステーションの所長として、認定看護師として、はたまた、3人の子供の母親としての毎日は、本当に大変です。

とにかく、がんばります。

一方で、在宅看護CNSがどのような能力を求められるか、先のことも考え、医師向けのアセスメント講義も、受ける予定です。

フィジカルアセスメントは当然ですが、エコーや、心電図などの活用もできるような知識と技術は持たばければ、と思っています。

職場にも、還元できるように、ときどき、レポートなどは、職場のスタッフに回覧しています。

まだまだ、ですが、とにかく目の前のことから、と思っています。