日ごろ、職員全員一生懸命看護を提供していると考えていますが、でも、患者さんの本当の満足度を率直に知ることが、今後のあすか山訪問看護ステーションの基盤を固めることだと思います。

その結果が出ました。訪問看護の、さまざまな視点での満足度を財団とは違う第3者機関に、直接の郵送で答えてもらいました。

まったくの「不満がある」には回答がなくても、「まあまあよい」は不満の表出ととらえ、さまざまな点で、不十分であったことを知ることができました。

正直、ショックでした。

さっそく、所長、副所長、主任で、現状の把握を訪問が終わった夜の7時から話し合いました。

実際のこまやかな苦情を確認し、二つのチームに分かれて7か月経過してのメリット、デメリットもふくめ、日々の実際を3人で出し合いました。

新規がひと月に18人あり、もうこの11月も新規の電話での依頼が毎日4人~5人のスピードであります。契約書をコピーしてもコピーしても足りない状況です。また、看取りも毎月3人程度ありますので、頻回の訪問も常にあります。

そのことはどういうことかというと、毎日退院前カンファレンスにも行くことになり、それぞれのチームリーダーはあわただしく動くことになるということです。

 同時に、安定した利用者さんの訪問時間を急きょお願いして、調整したり、4か月ごとに入職する看護師に安定した利用者の担当に移行したり、とやはり、不安にさせ、不満を募らせていたんだと思います。

申しわけなかったと思います。

また、新しい看護師へのオリエンテーションプログラムももっと充実させ、技術や知識の均等性も確保しなくてはなりません。

 3年半まえに35人だった利用者から126人、看護師3人から、12人と急激な変化をきたしているということに、あぐらをかいていたかもしれません。

もちろん、誠実に看護を提供したいと思っていましたが、じっくり、腰を据えて、質の見直し、利用者の満足度への注意などかけていたとおもいます。

 職員全員で、このあすか山訪問看護ステーションの基盤づくりを行うよい機会だと思っています。

つい、現状の言い訳をしがちですが、とにかく、ただ、がんばる、だけではなく、利用者・家族、また、働く訪問看護師のよりよい労働環境を改めて見直そうと決意しました。

規模拡大をしていく方針の現在よい機会とおもっています。

管理者・主任3人がまず、同じ方針と思いで、現状の認識をもち、あすから、職員全員へ働きかけ、みんなで、意見を出し合い、改革していきたいと思います。