11月3日、全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会主催の、回復期リハ看護認定コースの講義で、継続看護と地域連携ということで、家族看護の視点の講義をさせていただきました。

はずかしながら、このような全国の病棟連絡協議会があることを初めてしりました。

 

数百人の大勢の看護師さんが、全国から受講しておられました。

180時間のカリキュラムで、この認定を企画されています。

急性期から、回復期という地域への移行を担ってくださる看護師さんに訪問看護のことを伝えることができたのは、よかったです。

在宅での看取りや、グリーフケアなど、訪問看護ステーションでは、当たり前なことですが、病院の看護師さんから見ると、目の前の患者さんへのケアに重点が置かれており、家族へもなかなか看護ができない状況なので、びっくりされていました。

 

質問で、病院では、患者さんと一線を超えないようにしている、といった発言がありました。

一人の人に深いかかわりをおこない、もっとニーズがでたら、対応できないから、という趣旨の発言もありました。

病院のなかの看護師の悲痛な声のように聞こえました。

ステーションでは、看護師がぐっと患者、家族に寄り添い、深いかかわりになり、はじめて在宅の看取りができるのです。感情も豊かにすべての看護師の力を目の前の患者・家族に注げる、そして、お通夜、グリーフケアを通して、看護師自身も、気持の整理を家族とともにできる、幸せだな、と思いました。病院は医師が動いて収入が入るのしょうが、訪問看護は、私たちがうごいて、収入になっているのです。私達で内容ややりたいことを決めれるのです。私は、本当に訪問看護でよかったと思いました。

病院の看護師さんと、もっと話したいと思いました。