私たちのステーションでは

1人ひとりの価値観や尊厳を尊重した全人的ケアを

「0歳から100歳まで全ての年齢のかた、全ての疾患・障害のかたにおこなっております。

表題に書いた「小児訪問看護」はもちろん、

「老年期訪問看護」、「精神科訪問看護」、「訪問看護を通した地域づくり」など

幅広く活動しています。

働くスタッフ一同は、チャレンジングな日々を送りながら、とてもやりがいのある日々を過ごしております。

 

その中であすか山訪問看護ステーションでは、

2012年より「小児地域連携会議」というものを開催しています。

 

今から10年以上も前の2012年当時、地域で小児訪問看護を展開しているステーションも少なく、

周囲の訪問看護ステーション同士で情報交換すると

患者の重症化、地域での医療依存度の高い患者の増加、社会システムの不足などの「社会的背景の問題」

地域連携の難しさ、福祉との協働の不足、母による看護の必要性など「高齢者訪問看護との違いの問題」

小児医療の経験のあるスタッフの不足、小児科在宅医療の社会資源の不足など「専門人材の問題」

など問題が山積みの現状がありました。

 

当時の統括所長や所長の溢れる看護パワーで

「悩んでいても始まらない!まずは集まろう!!」

「職種を超えた地域の問題意識を抱えたメンバーから、最初の関係性を築きはじめよう!」

「医療と福祉、病院と在宅、行政と民間などなど、様々な垣根を超えたネットワークこそが期待されている!」

「小児という枠組みで考えると区だけでは限界があるから、幅広い地域で枠組みをとらえよう!」

とエネルギッシュであるものの、細々と始めた小児地域連携会議ですが

次回で17回を数えるようになりました。

 

地域で小児に関わる関係者の様々な協力やサポートを得て

最近の開催会では

第1回からは、考えらえないような多くの専門職種の方々

市区町村や都道府県などの多く行政関係者

医療や福祉だけでなく、教育や子育て、当事者団体や高齢分野など幅広い関係者

が参加してくださるような会に発展しました。

 

前回参加してくださった、近隣区の福祉施設の施設長さんが

「ひとつの民間の事業所が、何でこんな会議体を企画できるんだ。」

「自分たちの法人でも同様の取り組みをしたが、上手くいかなかった。いかなるノウハウがあるのか。」

と大変に驚かれていました。

※私たちも不思議なのですが「ポイントは、溢れる看護パワー」としか回答できませんでした。

 

さて、前置きが長くなりましたが

「第17回 小児地域連携会議」

~医療的ケア児を受け入れる保育園のお話しを聞いてみよう~

が来月開催されます。

第17回小児地域連携会議 ご案内

 

興味がある方は、ぜひご参加ください。

あすか山のマスコット(?)たちもアピールに余念がありません。

※小児地域連携会議の内容の詳細については後日の記事でお知らせします・・・