年が明け、通常営業にすっかり戻っているあすか山です。

写真は2日の日に事務所の更衣室から見えた富士山の写真です。

年末年始は天気が良かったので綺麗な富士山をみることができました。

毎年この時期は人工呼吸器を使用している利用者さんたちの災害時個別支援計画書の作成を行っています。

北区では訪問看護ステーションへ作成が委託されており、あすか山は北区内で一番人工呼吸器を使用している利用者さんが多いステーションなので担当が手分けして更新を進めています。

災害に関しては社会的な課題でもありますが医療機器を利用している方にとっては生命の維持に直結する電源の確保がとても重要になります。

今年度より区の補助で発電機や蓄電池が購入できるようになりました。

人工呼吸器を使用されている方はその他にも吸引器や酸素濃縮器、排痰補助装置、その他体温コントロールが難しい方も多く、保温や保冷するものが必要な方も多くいます。

どの機器にどのくらいの電力が必要なのか?、バッテリータイプの充電はどの程度持つのか?、いつ、どこに避難するのか?、何を持っていくのか?備蓄しておくのか?、安否確認の方法は?、住んでるエリアの災害危険度やそのための備えなど本人・支援者で話し合います。

災害時必ず支援者が訪問して支援することは不可能です。

一緒に被災しているかもしれないし、出勤できない職員もいます。

自助、共助の中でどう乗り切るか、真剣に対策を考えていきます。

近くの病院や学校、保育園、お店などに協力してもらえるか聞いてみたり、説明に行ったりもします。

避難するための移動に手を貸してくれる、一時的に身を寄せさせてもらうことはできるなど新たな支援者の発見にもつながっています。

また所内でもBCP策定から具体的にどう備えていくか、災害時にどう運用していくか検討し、安否確認リスト作成や所内のPCや必要書類の避難、職員が帰宅困難になった場合の対策に始まりたくさんのことを検討し、備えを実行しています。先月は災害伝言ダイアル171を全員で練習しました。

そして災害時個別支援計画を作成しないない利用者さんやその支援チームで災害時の避難場所や安否確認の方法など日頃から話し合うことにしました。

 

災害は予想通りには起きるとは限りませんができるだけの備えをし、利用者さん、職員の安全を考えて準備していきたいと考えています。