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マットレス選びま表リニューアル.pptx 

 昨日5/14(土)TOKOωTOKO学習会、4/15と同様の内容で○△さんのマットレスどれにする?Part2を開催しました。

お休みの日の開催でしたが、30名の方にご参加いただきました。

前回の反省を受け、体感できる時間を増やし、十分にマットレスに寝てみることができたかと思います。

今回ケープさんからは新商品スモールチェンジラグーナのご紹介をいただき、体感することができました。

体位変換機能つきのマットレスはこれまでもありましたが、ケースによっては逆に褥瘡を悪化させたり、筋緊張を高めて拘縮が進むこともありました。マットレスが傾きずれを生じ、それをきちんと直す、手をかける介護力がないので在宅では管理が難しいことがあります。

患者さんにとって苦痛のない皮膚に優しい体位変換はとても技術のいるケアです。それを在宅の介護者に強いることはできません。効果的な体位変換が難しいと判断した場合、グレードの高いエアマットレスを入れて、ポジショニングをしっかり行い、体位変換はしない事を指導することもあります。

しかし寝たきりの方の関節をまったく動かせない苦痛を考えると本来であれば60分以内での体位変換が望ましいと言われます。その体位変換は大きく仰臥位から側臥位に変化させる必要はなく、小さな動きで筋肉や関節に刺激を与えることで十分であり、それが最近よく耳にするスモールチェンジ(マットレスの下に子枕をさしこみ訪室のたびに移動させていく方法)です。

新商品ラグーナは初めてエアマットレスにスモールチェンジを取り入れた画期的なエアマットレスといえ、ぜひ活用してみたいと思います。ちなみに従来の体位変換機能付きマットレスのオスカーもリモコン操作で船酔い対策、スモールシフトを設定するとスモールチェンジのマットレスになるようにバージョンアップされたとのことで、試してみるとよいかと思います。

今回もラグーナを加えたマットレス選びま表を載せましたのでぜひご活用ください。

皮膚・排泄ケア認定看護師  瀧井 望