あすか山訪問看護ステーションの前田です
利用者様に関する嬉しいお知らせをご報告致します。
先日もご紹介しました嶋守恵之様が初めて執筆した「情報協力」という作品で、内田康夫ミステリー文学賞の審査員特別賞を受賞されました。ご自身が初めて書いた作品です。内田康雄ミステリー文学賞とは、毎年北区で行われている今年14回目の短編小説作品の一般公募です。嶋守さんは、視線入力を利用して、4か月かけて原稿用紙75ページ分を書きあげました。
その授賞式が3月19日に北区王子の北とぴあで行われました。
会場には多くの方が観覧席を埋めていました。ご本人が舞台袖から壇上にあがり、賞状と花束と景品を受け取り、口文字で「とても光栄です。」とご挨拶をされました。その後、私が受賞コメントを代読致しました。
視線入力で原稿用紙75ページ書きあげるのには、相当なエネルギーや集中力が必要だったことと思います。時間をかけて執筆をした努力が今回、特別賞という形で実を結び、多くの方に感動と勇気を与えてくださったのではないかと思います。嶋守さんは内側にものすごいエネルギーを秘めている方です。嶋守さんの活躍の舞台は様々なところにあるはずと思います。嶋守さんが持っているエネルギーを最大限活用できるよう、今後も支援を続けていきたいと思っています。
嶋守さんの受賞作品は実業之日本社から4月15日発売される「ジェイノベル 5月号」に全文掲載予定です。ぜひ購入し、読んでみたいと思います。

楽屋で撮った写真を掲載します。
中心が嶋守恵之様、車椅子の右側が学生、後ろ側がヘルパー、左側が私です。

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