昨年から、特別指示書が出せる条件が拡大されました。

 退院後で状態が変化しやすいという理由で主治医に書いていただければ

 介護保険の患者さんも退院後2週間は医療保険の訪問看護となり、介護保険のプランから外れることができるので、ケアマネも楽だし、私たちもスピーディーに対応し十分なケアが提供できます

 

現在も高齢者の認知症のかたが骨折で入院しているうちに認知機能も低下、廃用性による寝たきりとなった利用者のかたに、特別指示書で訪問しています。

(骨折前は週6日デイサービスに行けていたかたでした。)

認知症で本人が言葉でおっしゃらないせいか、痛みどめもコルセットもありませんでした。褥瘡もできていました。

すぐに、排便コントロール、痛みどめの処方依頼、コルセット、エアマットへの変更、洗髪や清拭、足湯など細やかなケアを行いました。

嚥下機能テストにより嚥下障害があることもわかりましたので、とろみやリハビリ、口腔ケアを行いました。

カロリー計算や栄養指導、水分摂取指導により排便も毎日出るようになりました。

そして、明日で特別指示書期間が終了しますが、昨日ケアマネやデイサービスの方々と相談し、明日、試しにデイサービスに行くことになりました

ケアマネも頑張って急なことでしたがヘルパーさんを探してくださり、訪問看護も朝の送り出しのお手伝いと夕方の帰りの支援を一緒に行います

日中の様子も見学に行く予定です

在宅移行の看護の役割は大変大きいと思います。

この2週間を意図的に体がもつ力を十分発揮できるように看護を行うと、その後の在宅療養は全く質が変わってきます。

この2週間を入職して1か月にもならないスタッフと一緒に全身フィジカルアセスメントやケアの方向性の確認、ケアマネへの連携、主治医への依頼など行いました。

訪問看護の重要な役割を一緒に考えることができてよかったです