ドリカムの音楽を聴くと、いつも涙がながれます。

2年前に在宅で看取りをさせていただいた方が大好きな音楽でした。

ケア中にいつも流れていました。

私はなぜか「在宅看取り」という言葉に最近違和感があります。

私は厳しい状態のかたへ訪問看護をしていて、心の中はいつも「このかたの命が輝くように生きてほしい」と思いながら、生命力を最大限引き出せる看護を全力で行っています。

家族の「どうか、奇跡が起きますように」という悲鳴のような

祈りに私の心も同調してケアさせていただいています

手に私の魂を込めて、そのかたの言葉にならない魂の声が聴けたら、という思いでケアさせていただいています。

排便は、下剤より、リラクゼーションによる副交感神経の優位で腸を動かし、温罨法とマッサージによ理確実に排便を促す。腹水や浮腫は、利尿剤より、アロマオイルによる循環改善と温湿布や、簡易入浴による全身循環改善で、確実に尿量を増やす、すべて、看護の力で変化がおきます。

そのドリカムのすきな方が意識がもうろうとしていたとき、大好きな曲になった瞬間、意識がすっとはっきりして、笑顔になったのです。

その時、はっきり私と目があいました。そして「おねがい・・・」という声がきこえたようなきがしたのでした。

「え、なにを・・?」と私が聞いたとき曲が終わり、そして、また目が閉じ、意識がうすれていきました。

今でもその時、なにをお願いされたのか、と考えることがあります。

答えはわかりませんが、その時2歳だったかわいらしいそのかたの宝であるお子さんに

私になにかお役になてないかと、今でもかかわらせていただいています。

そんな、奇跡のような一瞬の関係をもつことができたのは、音楽の力だと思います。

今、私は自分が最後の時間に奇跡的な一瞬がもてるための音楽を探しています。

自分の最後の生命力を引き出してくれる音楽、頑張ってさがそうと思います