8月3日の事前準備を合わせると3日間の濃い事業が終わりました。

昨年度1年間ELNEC-J(日本緩和医療学会が行っている緩和ケアの看護師教育プログラム)のその上に積み重ねた教育プログラムで、

指導者レベル(多くが認定看護師、専門看護師)の人に受講してもらう「専門緩和ケア」のプログラムです。

7つの項目から構成されており、価値観を尊重する、スピリチュアル、家族・遺族ケア、看護師、症状に対するケア(より複雑な症状マネジメント)専門緩和ケアとはという概要をはじめのモシュールで行い、

最後に専門緩和ケアをどう実践していくかとモジュールなどが内容です。

私は価値を尊重するケアの担当をおこないました。

なにが内容として必要かから考え、大変な作業を1年間かけて行いました。7人の作業部会で意見を出し合いながら作成してきました。

そして、2年目、これを講師が講義を行う際なにがやりづらいか、また、受講生からの意見をいただき再度見直しを行うパイロット事業です。講師のかたは自分が作成したわけではなく、講師用ノートを熟読して自分のものとしていただき講義するという大変な作業です。

打ち合わせ会議や反省も含めると1日目は8時30分から始まり20時、そのあと打ち上げ、2日目は8時30分からは18時まででした。横浜であったのですが、通えると思っていたのでホテル宿泊はしませんでした。

しかし、打ち合わせの1日目の大変さと1時間半かかり早朝と夜のことを考え、急きょ1日目はホテルで宿泊しました。

すべてが修了し、作業部会のメンバーで、これからこの教育カリキュラムを広げるためにどうしたらいいのか、私たちが行うべきことを話し合ったのですが、

とてつもない課題を感じ、でもやるしかないということになりました。

在宅領域と緩和ケア病棟、緩和ケアチームの3つの領域のうち在宅が最も、ELNEC-Jを受講している人数が少なく、でもこれから大変求められている在宅領域の訪問看護師にとっては重大なことであり、課題山積です。

一人でも多くのかたに緩和ケアを学んでいただきたいと思います

                                      平原