25日(土)標記事業の「在宅療養訪問看護シュミレーション研修」事前公開会に参加してきました

この事業は都民の投票により採択された事業でニーズが高まる訪問看護師のアセスメント能力、実践力向上を目的としています。

e-learningでは異常な心音や呼吸音を聴きながら、医師の解説を受講できたり、集合研修では高性能な人形を用いてフィジカルアセスメントの技術を磨けるようです。

東京都訪問看護教育ステーションの管理者や東京都訪問看護ステーション協会の方がいらっしゃり、皆様スタッフの教育、事業所として求める人材等ディスカッションされていました。管理者同士の情報交換もできました。

この研修にはまだ課題もあるようですが、訪問看護師が学べる場が増えるのはとてもいいことだと思います。みな病院でのバックグラウンドは様々で訪問看護の現場に来て新しく学ぶことも多いので有用で実践に役立つ研修はとてもありがたいことです。

これから訪問看護に足を踏み入れる方も、今訪問看護をされている方も、看護師は生涯学び続ける必要があると思います。しかしそれは学生のころとは違い、自分が必要と考えて学ぶものや知りたい、やってみたいとワクワクしながら学ぶものです。

その学びは日頃の実践に生きてくる、自分の成長を感じられる、利用者や仲間の役に立ったという経験から自己肯定感を育み、さらに成長を目指していけたら、と思います。

初めて都立大に赴き、以前働いていた職員が教員になっているので思わず再会もできました。子育てをしながら、教員、研究などものすごく頑張っていました。またあすか山のイベントに参加してくれるとのことであすか山を巣立ってもこうしてつながれていることは嬉しい限りです。

所長 河西真理子