先月の3月6日から11日まで 日本訪問看護財団が主催する海外視察があり、常務理事&統括所長の平原と所長の河西が行ってきました!全国から集まった訪問看護師10名がエントリーし、財団事務局と共にいざハワイへ。

プログラムとしては①現地で看護師を育成しているシャミナード大学にてシュミレーションセンター見学ツアー、緩和ケアが専門の教授からの講  義を受ける、②ナーシングホームの見学&ディスカッション(日本人の看護師がオーナー兼訪問看護師をされている、③ホノルルフェスティバルで日本の訪問看護の魅力について発表する(事前に英語でのプレゼン、資料を作って参戦)というものでした。

①アメリカの看護基礎教育のレベルは高く、資格取得後すぐに実践レベルで活躍できるように様々なシュミレーションの中で、どうアセスメントして、看護を組み立てていくかを学生のうちからしっかり学んでいます。またそのために使われるシュミレーター等のハイテクな機械、それを操る専任のオペレーターがいるなど設備のクオリティもハイレベルでした。

②ナーシングホームの運営、アメリカの訪問看護の様子などを教えていただきました。高台で見晴らしがよくゆったりとした時間が流れていました。

③日本関連のイベントということもあり、日系の方や自分がナース、家族がナース、現地で働く日本人のナース、それらのナースを支援している方、療養している難病の方、シアトルでお寿司屋さんを開店し成功されている方など多くの方に立ち寄っていただきお話をすることができました。みなさん、それぞれの立場で話してくださることは全く見方や捉え方が違っていて、アメリカの医療は誰もがハイレベルの医療を十分に受けられるわけではないこと、州によっても状況はかなり違いがあることなど教えていただきました。また日系の方からは日本人の看護師がハワイで働いてくれることを強く望まれる方がいました。日本人の丁寧さ、温かみのある配慮はやはり唯一無二なのだと感じる場面でした。

これから報告会があり、一緒に学んだ仲間はそれぞれが自分の現場で訪問看護の成長・発展に貢献、全国に仲間ができこのネットワークを継続しながら広い視野や刺激合う関係を続けていきたいと思います!

所長 河西真理子