あすか山訪問看護ステーションでは東京都訪問看護教育ステーション事業を委託されています。

この事業の中には医療機関との相互研修が組み込まれており、今年度は初めて健康長寿医療センターとの相互研修を行っています。

今回、健康長寿医療センターへ研修依頼させていただいたのはもともと隣の区にあり、日頃より連携していることはもちろんのこと、看護の専門外来が充実しており、在宅でも同じ療養者を看ている中で専門的なケアや指導を行う場面を学べると考えたからです。

糖尿病看護認定看護師によるフットケア外来、WOCによるストマ外来、認知症看護認定看護師による院内ラウンドへの同行研修を選択制にし、訪問看護師の学びの機会を作っています。

あすか山の看護師も参加し、所長の私、河西も糖尿病看護認定看護師の方に同行させていただきました。

CGMと呼ばれる血糖測定器は24時間の血糖の変動をデータで見ることができ、1か月の様子を確認し、治療や指導の判断材料にしていました。またインスリンポンプや1週間に1度打つインスリンも種類や容量が増えていることなど教えていただきました。

療養者の方たちは医師の外来でよく理解できなかったことを看護師に聞いたり、丁寧な生活指導を受け、肥厚爪や巻き爪、神経障害のある足のケアを受けて帰られていました。

少し空いた時間に在宅側から見た私の見解とディスカッションや情報交換ができる場面もありとても学のある研修となりました。

今度は病院側から看護師があすか山に研修に来られます。自宅での生活のリアルな様子を見ていただく良い機会ですのでこちらも充実した研修になるように準備していきます。

所長 河西真理子