8月25日(日)オランダで大規模な在宅看護組織を運営するビュートソルフのヨス氏の講演を聴きに行ってきました!

以前よりビュートゾルフについてはもちろん知っていました。

管理者が存在せず、職員それぞれが自律して考え、行動する。1つのチームは8ー12人が適切で、いくつものチームが存在し、現在は職員総数1万5千人、年間利用者数8万人を超える規模の大組織となっています。

ヨス氏はこの日の2日前に名古屋で行われた看護管理学会にも登壇されており、聴講した方からとても感銘を受けたと聞いており、楽しみに向かいました。

ヨス氏によるととてもシンプルな仕組みを作ることにより、請求業務などの事務作業の効率化を図り、ICTを活用し、生まれた利益はサラリーと教育に還元できる、とのことでした。

日本でもビュートゾルフを取り入れて実践している訪問看護ステーションの取り組みも紹介され、通常は管理者権限とされていることを職員に権限付与し、自律した職員、組織を目指し、実践されているとのことでした。

個人個人が自分の組織のこと、働く場のこと、利用者へのケアについてなど真剣に考えるようになり、利益がでれば自分にも返ってくる好循環の仕組みは本当に素晴らしく理想です。

日本の中で完全にビュートゾルフの理論を用いて訪問看護を運営することは難しいにしても、自律して考え、行動し、責任を持てる個人とチームはとても魅力的であすか山でも取り入れられることはないかと妄想しながら、たくさん刺激を受け、楽しい時間でした。

所長 河西真理子