すごくうれしかったこと、自閉症スペクトラム症のお子さんから、帰り際に、すっと差し出された大きな丸い飴玉。
家族以外と接する機会は少なく、とても緊張している様子が初回から伝わってくる
看護師のラッキーな点は血圧測定、と称して近い位置から皮膚に触ることができること
一方で、この位置は、人間としての自分も丸見えの位置なんですよね
小さなころからつらかっただろうと想像し、かける言葉は少なめに、初めて背中をゆっくり両手で抱きしめるようにマッサージをさせてもらいました。
私は心の中で”大丈夫、大丈夫、私は味方だよ。大丈夫、大丈夫、今のままでいいよ”と想いながら背中全体、両手までタッチング
私の手は看護師というより私の人間の本性を語ってしまうので、その人のことをよーく知って、気持ちを柔らかくしてタッチさせていただきます
無表情に見えたけど、すっと差し出された飴玉はとっても優しく、心が通い合った一瞬でした