先日、中一で在宅看取りした男の子が二十歳になったのでご家族と、当時病院と自宅で授業をしていた教師二人、柔道の先生と三年ぶりに会って祝いました。毎年命日に集まっていたのですが、コロナで中止してました。以前は訪問診療医や大学病院の医師、リハビリ職も来てくれてました。
たくさんの同級生がワインに二十歳とラベルをつけ持参され、その写真が楽しそうで、嬉しくなりました。当時、本人から「平原さん、学校の学年全員に病気のことを説明して。」と頼まれ、二学期最後の学年集会で100人の同級生に話しました。写真のみんなは中1のころと別人の大人でした。でも遺影の私の大切な男の子は、中1のままで、大人になったらどんな風だったろう、と切なくなりました。
久しぶりのお会いした祖父はとても元気そうでしたが、真剣な顔で「何かあったら、平原さんにお願いします」いわれ、やはり、ずっと訪問看護をしてきたいと実感しました。
こうやって、訪問し、つながり、絆ができ、また訪問し、32年が経ったなとしみじみしました。