昨日は当財団の報酬改定活用セミナーに参加してきました。冒頭に述べられたのは地域包括ケアから地域共生社会の実現に取り組む必要性についてでした。「・・・地域包括ケアは国の一律のしくみではなく、市町村や地域の自立性に基づき、地域の特性に応じて作り上げていくことが必要であり、要介護状態になる前の健康な高齢者の介護予防も含め、乳幼児、児童、子育て中の親、障害に広がり、さらに災害等を含めた地域づくりへと概念が拡大している・・・」今年度は共生社会に向けて、どう取り組んでいくかが重要だと思っています。

私たちは地域で暮らし続けている療養者やその家族がその人らしく生きていけることを支援しています。その対象は0歳から100歳を超えるすべての年齢、全ての疾病や障がいの方々です。療養者様とそのご家族は我が町で暮らしながら歳を重ねていきます。利用する支援は子育て支援、障害福祉サービス、介護保険サービス等が切れ目なく利用されていくことが必要だと感じています。あすか山訪問看護ステーションでは全ての療養者様とそのご家族への支援を切れ目なくおこなうことを大切に考えています。訪問看護は全年齢、どんな疾病や障害であっても訪問させていただきますし、ケアマネジメントは相談支援事業と居宅介護支援の両方をおき、歳を重ねてもケアマネジメントが分断されないように支援しています。

現在、計画しているのが療養通所介護事業所における基準該当サービスとしておこなう児童発達支援、放課後等デイサービス、生活介護です。0歳から100歳を超える方で、重い障害を抱えた方、医療的ケアの必要な方の日中活動の場としてその設立の必要性を強く感じています。さらに、多くの利用者様から、設立の依頼を受けています。当該事業は地域共生型サービスとして位置付けられます。訪問看護ステーションだからこそできる事業ですから、設立に向けて力を注いでいきたいと思っています。

また、一昨年から「あすか山祭り」を開催しています。利用者様とその家族が集い、自然に利用者様同士が知り合いになり、交友しておられます。また、参加された皆様から祭り開催の協力の申し出もいただき、今では利用者様と共に作るお祭りとなってきました。安心して集える機会があれば、人と人は自然に知り合い、自然に協力し合い、そして様々なグループが作られていきます。そこには、楽しさが大切です。「参加される皆様も職員も笑顔で楽しく!」5月5日子どもの日「春祭り」を開催します。

今年度も職員一同頑張ってまいります。

~募集のお知らせ~

訪問看護師の募集を受けつけています。

訪問看護体験もできますので、一度あすか山訪問看護ステーションに来てみませんか?