立冬を過ぎ、吹く風の中にも冬の気配が感じられますが、皆さまいかがお過ごしですか?

当ステーションのスタッフは寒さに負けてしまうこともありますが、利用者様宅にケア・リハビリテーションを提供のため走り回っております。

当ステーションでは定期的に利用者さんの情報の共有やスタッフ教育などを目的にカンファレンスを開催しています。当事業所では、スタッフが事務所に揃っている昼食時に行っています。

先日、先月入院され亡くなられた利用者様のデスカンファレンスを行いました。デスカンファレンスとは、亡くなった利用者さんのケアを振り返り、今後のケアの質を高めることや様々な思いを話し合い、個々の成長を支援することといわれています。

心不全にて入院され、COPDも罹患され入院中酸素療法が開始され、在宅で酸素療法を継続した利用者さんでした。退院前より入浴は浴槽に入ると強い意志を持たれていた方でしたが、退院前の情報では難しいとのことでした。退院後、看護師が呼吸状態などを評価した結果可能であり、入院するまで本人の希望する入浴ができ、とても満足されていました。その他便トラブルや睡眠障害とありましたが、その時々に看護師と理学療法士が連携して対応していきました。その結果、スタッフを信頼していただき、7か月間訪問することができました。

7か月ほどの関わりで、徐々に低下していく状況でしたが、その症状を個々に対応していくこと、高齢者は様々なところで低下していくことを前提に考えてケアを行っていくことが大事だと改めて気づかせていただいた利用者さんでした。また、本人の希望をはじめからダメと考えず、少しでもできる方法を模索して利用者様と共に歩んでいけるケアというのが在宅生活には必要と改めて感じました。今後もこのように利用者さんへのケアを振り返り、スタッフと共有し、様々な意見を出し合い全員で歩んでいきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。寒さには冬の到来を感じずにはいられませんが、皆さまお風邪などお召しにならないようご用心下さい。