今週に入って、暑さがぶり返され猛暑日が続いていますが、皆さんはお元気ですか?東京も35℃まで気温が上がり、表参道のアスファルトは何度まで上昇しているのでしょうか・・・。自転車のつらいところは、地上からの熱風です。信号待ちの時間は地獄の時間です。車の方も、車内の熱気にはウンザリなことでしょうね。とにかく、この暑さを乗り切って、1日も早く秋を迎えたいですね。

今年は『節電』が叫ばれ、エアコンの使用も控えめにしているご利用者様のいて、熱中症予防に皆さんも大変ではありませんか?幸いなことに、ステーションのご利用様で熱中症になってしまった方はいませんが、予備軍はたくさんいらっしゃいます。室温・湿度の管理と水分摂取には十分気をつけていきたいですね。

最近、認知症だけの方のご利用が増えてきています。今までは、身体症状の出る疾患に認知症も併発しているご利用者様がほとんどでしたが、認知症の症状が進行しつつある中で、病状観察、服薬管理、清潔ケアでの訪問依頼が増えています。認知症にもいくつもの種類があり、症状の出現の仕方もそれぞれです。また、症状は個別性が高く、これまでの生活習慣がかなり反映されています。認知機能低下の程度もそれぞれで、その人のこれまでの生活習慣や人となりを把握するまでにかなりの時間を要し、顔なじみになるまでには時間がかかります。病識も低いため、自尊心を支持しながらの関わりは容易ではありません。私たちが訪問する1時間は、その方にとってほんの短い時間で記憶にも残らない場合もあります。また、訪問した時間に計画されたケアを行うことも難しい時があります。看護師の都合にになってしまうこともあるからです。

認知症看護認定看護師であるスタッフは『私たちは黒子になって、その人の生活を支え、快の感情が残るようなケアを心がけている』と話しています。その方の安全を守りながら、生活の中で何ができて、何に困っているのかを把握し、困っている部分にさりげなく介入できることが大事なのではと思っています。

今後、365日24時間切れ間のない支援として、24時間地域巡回型サービスや小規模多機能型居宅介護と訪問看護の複合型サービスが整備されようとしています。自分たちにできることは何かをしっかりと考え、認知症独居の方も安心して暮らせる街づくりに少しでも役立てたいと思っています。