1月30日(土)に城南緩和ケア研究会主催の勉強会に行ってきました。今回のテーマはスピリチュアルケアということで、めぐみ在宅クリニックの小澤竹俊先生の講演とワークショップでした。

小澤先生は、在宅緩和ケアを横浜のほうで展開され、多くの方を看取られています。NHKでも先生の取り組みは特集されましたので、ご存知の方もいるかもしれません。私は、今回は先生の講義を初めて聴きましたが、終わった時にとても心が暖かくなりました。スピリチュアルケアというと難しく考えてしまいますが、基本はコミュニュケーションです。そして、先生が掲げている援助モデルである

1.相手の苦しみについてキャッチする

2.相手の支えについてキャッチする

3.どのような私たちであれば、相手の支えを強めることができるのか知る

4.支えようとする私たちの支えを知る

にしたがってアセスメントを行い、ケアプランを立てるということを学びました。

私たちは本当に苦しんでいる人の気持ちを理解することは難しいけれど、理解者の一人になり、最後まで真摯に向き合い続けたいと思いました。時に、答えに窮するような言葉を投げかけられることがあります。その場から逃げ出したいような気持ちになることもありますが、そんな時どんな自分であればその人を支えられるのか、一生懸命考えたいと思いました。

先生の講義の中で「誰かの支えになろうとする人こそ一番、支えを必要としています」との言葉がとても印象的でした。自分の生活を思い浮かべ、ステーションの所長としてスタッフを支えたいと思っている私、母親として子供を支えようとしている私が、一番支えを必要としているのです。そして、逆にスタッッフや上司、家族にいろんな形で支えられているんだと気づきました。そしたら、とてもうれしくなりました。そして、頑張るぞー!と元気が出ました。

今回の講義で、スピリチュアルペインのアセスメントの実践も事例を使って具体的に学ぶことができました。この学びをステーションで共有し、訪問看護の現場で実践していきたいと思ってます。