表参道はけやきの葉の色が変わりはじめて、秋を感じるようになりました。
いかがおすごしでしょうか。
11月9日に、認知症疾患医療センター市民公開講座
『人生100年時代の認知症対策』
東京都立松沢病院 名誉院長 齋藤正彦先生のご講義に参加しました。
齋藤正彦先生というと、優しい表情とうらはらに、
危ないことやリスクの高いことに対してはっきりと話してくださる先生で
説明は非常にわかりやすく、スタッフも私も大ファンです。
今回の新しい認知症薬「レカネマブ」についての話や
成年後見人についての話は非常に考えさせられました。
また、認知症に大切なのは家族や周りの人の理解と関わりだと話されていました。
思い出させようとしてヒントを出しながら答えさせようとしても、本人を不安にさせてしまう。
みそ汁を調理中に、何をやっていたのか忘れて困っている妻のとなりで、
夫は何度でも「今作っているのはみそ汁だよ」と伝えれば
妻は夫よりおいしいみそ汁を作れる、と話されていた時は何度もうなずきました。
私たちのケアも、声かけ一つがご本人の心や行動に影響してしまうことがあるかもしれません。
日々精進しながら、ご本人に合ったケアを追求していきたいと思います。