第4回療養通所介護交流会を2023年9月21日に開催しました。今回も多数の方にご参加いただき、盛況で終えることができました。ブログでは、今回の交流会のあらましをご報告させていただきます。

開催概要

[開催日時] 2023年9月21日(木)16時~18時
[テーマ]  療養通所介護の運営の実際 ~自由で豊かな共生社会の構築に向けて~
[開催方法] Zoom会議
[参加者]  75名
[内 容]
○「療養通所介護・児童発達支援等に期待されること」
療養通所介護・児童発達支援等の状況について、国の動向を交えながら、今後、療養通所介護事業所に期待される役割について、自宅で生活したいを叶える療養通所の強みや、子どもから高齢者まで受け入れることができる療養通所ならではの役割を果たし、地域共生社会の実現に貢献できるよう、介護・障害福祉サービスを柔軟に活用できる療養通所の強みを継続発展させていくこと等を本財団の大竹よりご報告させていただきました。

○療養通所介護の実践報告:2事業所
・株式会社ラピオン 代表取締役 ラピオンナーシングデイサービス 管理者 柴田 三奈子様
・株式会社ウッディ 代表取締役 ナーシングルームぽのぽの 木戸 恵子 様
より、事業の詳細、療養通所介護および児童発達支援等の利用状況、療養通所介護の運営上の工夫と課題、今後の事業の展望についてご発表いただきました。
療養通所介護の運営上の工夫と課題では、稼働率を100%にするためのSNSの活用や、併設施設・サービスの活用、職員の人員配置、畑体験などの楽しみ・生きがいのための体験の工夫、地域での勉強会や見学会の開催、児童発達支援管理責任者(以下、児発管)の課題などについてご発表いただきました。

〇意見交換
意見交換では、児発管等の人材確保における課題や重症心身障害児者が生活介護になった際に報酬が下がる課題や受け入れなどの問題提起や意見交換がされました。
今回の交流会でいただいたご意見は、令和5年10月2日に開催された第226回 社会保障審議会介護給付費分科会における、令和6年度介護報酬改定に向けた関係団体ヒアリング「療養通所介護」、および、令和5年10月10日に厚生労働省社会・援護局辺見聡障害保健福祉部長に提出した要望書に反映いたしました。

交流会での意見を受けた政策提言について

▽第226回 社会保障審議会介護給付費分科会における、令和6年度介護報酬改定に向けた関係団体ヒアリング「療養通所介護」の報告はこちらから
https://www.jvnf.or.jp/blog/info/261002hearing

▽令和5年10月10日に厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長への「令和6年度障害福祉サービス等報酬改定に関する要望書」提出についてはこちらから
https://www.jvnf.or.jp/blog/info/231010youbou

▽サービス管理責任者等要件研修におけるOJT期間を6月以上とする見直しに係る事務連絡等
サービス管理責任者等に関する告示の改正について
https://www.jvnf.or.jp/newblog/wp-content/uploads/sites/4/2023/10/230630shougaishien-tsuchi.pdf

【別添1~4】サービス管理責任者等研修制度の変更点のポイント
https://www.jvnf.or.jp/newblog/wp-content/uploads/sites/4/2023/10/230630shougaishien-tsuchi_bettenn.pdf

【ポイント】
これまで2年以上の相談支援業務又は直接新業務が必要だったところ、一定の要件を満たせば6月以上とすることが可能に見直されました。

交流会では現場の状況や現在の課題について、皆様よりたくさんのご意見を頂戴し、活発な意見交換の場になりました。
改めて、ご多用のところご参加いただいた皆様には心よりお礼申し上げます。

次回の交流会は2024年3~4月頃開催を予定しております。
詳細が決まり次第、療養通所介護メーリングリスト、療養通所介護ブログにてお知らせさせていただきます。

メーリングリスト登録について

当財団では、療養通所介護メーリングリストにて、療養通所介護の情報発信やアンケートを実施しています。ぜひご登録ください。

▽療養通所介護メーリングリスト登録はこちらから
https://forms.gle/7kcoNH24ACKLrQwq7 (Googleフォーム)