うれしい電話

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突然、2年前に訪問していた利用者から電話をいただきました。

若い方で一人暮らし、本来のその方らしく生活ができれば、と全力でケアさせていただきました。

母の日に思いもかけず赤いカーネーションをいただいて思わず泣いてしまったことを思い出します。

再就職を勧めた時、上司となる人とも連絡をとり、就職が決定。訪問看護は終了しました。

就職を勧め、上司の方にお話しをした時、その判断が正しかったか、私の看護の評価をするまでが私の責任と覚悟し、携帯電話を上司と本人にお知らせしました。

その後、ときどきこちらからも様子を聞き、利用者からも順調に仕事ができていることの連絡をいただいていました。

あれから、もう2年が過ぎました。

電話からは、変わらない懐かしい声。転勤で今は地方にいるそうです。

うれしそうな声で彼女ができたことを報告してくれました。

「平原さんのような穏やかな感じです」と言われ、また、泣きそうになりました。

「結婚するときは平原さん、出席してください」といわれたので、

「是非是非、出席させてください。でも、彼女が良ければ、ですよ。」と話しました。

本当に良かったと心の底から安心しました。

2年前に迷いながらも、その方の可能性をどうにか引き出し、病気を持っていてもその人らしい生活ができるはずと一生懸命向き合ったときのことがまるで昨日のように思い出されます。

どうか、どうか、幸せになってと心の底から祈っています。

                       平原

 

宮崎での管理者研修

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 週末、宮崎県に管理者研修で出張してきました。1日講義でしたので、早朝に市内をランニングし、ささやかな観光をしました。5時はまだ雨がふっていたので、あきらめて、テレビで落語を見ていたのですが、6時に雨がやんだので大急ぎで外へでました。写真は宮崎県庁です。

講義では、今回の報酬改定の話やステーションの経営・運営についてはなしました 。

2月に佐賀県に同様の1日の管理者研修を行ったところなので、九州は今年2度目です。

 土曜日の夜、宮崎県の専門看護師さんや認定看護師の方と楽しくお話できたことも大変うれしかったです。

もう、宮崎は田植えが終わり、新緑が輝いていました。

                          平原

訪問看護の終了 2

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 歯科受診や回想法など寄り添いながら、患者さんの人生や価値観を理解しながら、訪問看護に入っていない時間にどれだけ安定した歩行ができ、本人にしか分からない日常生活でのひやっとする不安定さを減らせるか考え足の形を改善し安定性を引き出しました。

足湯はリラクゼーションの効果があり、本人の緊張も緩和していきました。

ある日、「デイサービスの他の人に髪がのびたね、と言われた。美容院に行きたいけれど、看護師さん行ってくれないかしら」といわれました。

入院前はコーラスなどの地域参加もされ、人とのつながりを持たれていたのですが、在宅療養となり、社会生活が中断されていました。

でもこの半年で,

訪問看護師、ヘルパー、デイサービスでの社会生活が再構築され、また、人との関係の中での自分らしさの発揮ができるようになりました。

医療と生活の調整を行い、その人らしい生活の再構築が訪問看護の役割ですが、達成できていることを確認したので終了を提案しました。

足形をとると、以前の足とまったくことなり、左右差も消失し重心は中心にあり歩行の安定性が証明されました。本人のひやっとすることが少なくなり、笑顔を自信が戻ったのです。

本人やケアマネ、家族にその成果を説明し、安心して訪問看護を終了することとなりました。

訪問看護は、初めの2週間で集中的にかかわりその後の寄り添いで、高齢者であっても生活の再構成はできます。

私は本人と良い関係が築け、終了することはさびしいですが、役割を果たせた安心感で終了できたことはよかったです。

訪問看護を終了するには、ケアをお引き受けする覚悟と寄り添う気持ちが前提で科学的根拠を持ちながら、ADLのアップを図ることが必要です。

ぜひ一人でも多くの訪問看護の終了を出してほしいと思います

                                 平原

 

 

訪問看護の終了 1

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昨年9月、退院前カンファレンスではまだベッド上生活でしたが、特別指示書で集中的にADLアップとパジャマから洋服に着替えていただき、2週間後にはデイサービスの導入ができました。病院生活で認知症を疑う様子がみられたので、回想法で本人らしさの取り戻しを行いました。

転倒のリスクが高く病院では、何かあったらと歩行はさせてもらえず、家族も転倒を大変恐れていました。

足形をとると左右さもあり、浮腫や長い期間歩行していなかったので関節の硬縮もあり重心も右に傾き、ふと振り返ったり、少しの段差でもふらついていました。

週に1回の足湯、関節を丁寧に拡大し、時に外出を一緒に行い距離を伸ばしながらまた、足の状態を改善してきました。

「早く死にたい」とばかり話されていましたが、回想法や美容院への同行をしたり寄り添うケアを行いました。

そして、少しずつ笑顔も増え、デイサービスでの様子が会話の中にでてきました。

この写真は早期の足形です

続きは次へ                                平原

日本在宅ケア学会に発表

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3月の日本在宅ケア学会に

「訪問看護を受けたことによる外来化学療法中のがん患者の在宅療養生活と気持ちの変化」について

発表しました。

たくさんの方々に聞いていただけてうれしかったです。

あすか山訪問看護ステーションでも外来化学療法中のがん患者への訪問看護が増えました。

病院に2週間外来化学療法を受け、3週目は自宅で採血、抗がん剤の注射を行っている方もおられました。

在宅医療もどんどん変化しています。病院と在宅の連携がより充実し患者の生命力を引き出す訪問看護がタックをくみ患者・家族への支援を行って行けたらと思います。

 

学会では病院の呼吸器の医師からの質問をいただき、病院での外来化学療法をれている医師との連携の必要性を改めて強く感じ、もっと訪問看護について伝えていけたらと思いました。

                                       平原

 

療育室 つばさ 応援してます

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詳しくはこちら >>> 

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つぶやき

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訪問看護をして10年、認定看護師になって5年。

看護は寄り添うこと、患者様はその日を精一杯生きてらっしゃる。自らの価値観との葛藤があったりすることはこれまでも何度もありました。

認定に行ったのもそんな自分の看護に対する自律心のなさや、整理して考えを統合する能力のなさを感じていたために受講しました。

そんな訪問看護師10年目の今、一人の患者様と向き合って考えていることがあります。

生き抜くとは?生き続けたいから、今を生きる。たとえ命の期限が短いとわかっていても、死に向かって生きているのではなく、生に向かって今を生きているのだと心を射抜かれるように感じています。

ここ数か月その患者様の訪問をさせていただいています。今発することのできない声に耳を傾けたとき「田中さん、ちゃんとわかってるよね」と目で訴えかけているその患者様に「大丈夫、ちゃんとわかってます」と言い続けられる看護師でありたいと思っています。

一人一人の患者様から教えていただくことが日々たくさんあります。

   田中

お別れと行き場のない思い

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「不定愁訴って本人の前で言われてつらかった」と話す往診同行したスタッフと、どうしたら往診医に痛みの緩和医療をしてもらえるか、とりあえず酸素は入れてもらいましょう、と話したのは夕方でした。

受け持ちスタッフはいつも一生懸命で、寄り添える感性をもった素敵な訪問看護師です。

数日前に一緒に同行訪問し緩和ケアをしました。ケアを終えた時本人は、受け持ちスタッフがおいたアロマオイルの香りが心地よく深い眠りにおちたところで、そおっと二人で帰りました。(御主人に挨拶だけして)

痛みが続き全身の様子からの私たちの判断と医師との判断が違う結果となり、翌日私の訪問予定としました。

しかし、その夜激痛は続き、救急車で病院に行かれ、翌日お亡くなりになりました。

御家族と話したあと、夕方雨の中、車をとばしスタッフと一緒に安置所に行きました。

受け持ちスタッフと手を合わせながら、行き場のない感情がのこりました。

私はこの「不定愁訴」がいつも苦手です。それと「わがままな患者」という言葉に嫌悪を感じます。

吐き気がするほど嫌いです。

スタッフと帰りの車で振り返りや感情の表出ができ、2人の心は少し整理できましたが、家族の気持ちを思うと悲しくなります。

厳しい状況であると前から説明は受けていた家族にとって痛みに苦しむ様子を見ることはつらかったことでしょう。

忘れられない出来事となりました。

                                      平原

 

 

 

2月も慌ただしい日常と全国の研修などの出張で、たくさんの方との出会いであっという間にすぎ、3月にはいりました。

2月の新しい出会いの一つに日本経済新聞の担当者の方がおられました。電話ではじめましてと話した夕方にはステーションでお話し、「医人たちの挑戦」というコラムに5回シリーズであすか山の活動の紹介をすることになりました。

私の目線をとおして訪問看護のことを皆さんに知っていただけるとうれしいと思います。

3月4日日曜日が第1回、その後2週間ごとの日曜日に掲載される予定です

                                 平原

 こちらから >>> http://www.nikkei.com/life/health/page/p=9694E3E2E2E7E0E2E3E3E1EAE5E7

日本看護協会の方針を受けて、東京都看護協会でも、在宅・施設領域の看護職対象に実態調査や研修企画を行いました。

私はその東京都看護協会 看護職Ⅱの委員の一人として、準備してきましたが、当初はまあ、80名位集まればうれしいね、と話していたのに、200名以上の参加者に、大変感動しました。

講演と、グループワークを行い、現在の置かれている状況も出し合いました。

私もグループに入り、生の意見を聴かせていただき、課題が多いことを実感しました。

たんの吸引、胃ろうの件で施設看護職も大変で、看取りも求められていても人数が少なく負担が大きいようです。

訪問看護関係の研修は、少しずつ増えていますが、これから施設の看護師むけの研修を企画していきたいと思います。

偶然にも私の隣のお二方は、あすか山訪問看護ステーションから徒歩数分の、いつもお世話になっている施設からの方で、大変うれしかったです。

それぞれの地域で、訪問看護ステーションの学習会に施設看護師も連携してともに地域で看護を提供している者同士タッグを組みたいです

                          平原